びーまかの活動記

これまでの大会の感想や気になったことを地道に投稿していきます。

おばあちゃんのテスト勉強まとめ

はじめに

今年1月、私は学校推薦枠として、東京で行われる情報オリンピック本選に出場することができた。

しかしその日程が最悪だった。なんと、学年末テストの最中だったのだ。
また、その時期はjsで作ったサイトやcppで作ったゲームの最終発表もあったため、
課題提出のためにコードを書きながら情報オリンピックの過去問を解いて、同時にテスト勉強もする。辟易する毎日だった。

勿論、これまでより圧倒的にテスト勉強の時間が足りなかったので、正直点数下がるかな・・・?と思っていたが、今回はこれまでとは少し違うテスト勉強法を行ったことが功を奏し、良い点数を取ることができた。

この勉強法を自分が忘れた時に思い出すため、そして誰かのテスト勉強の参考になればいいなと思って、ブログに書くことにした。

大前提(これは理解しておいてほしい)

この勉強法はテスト前日にちょっと勉強するだけで満点がとれる秘策ではないし、数学の分からない問題を解くためのテクニックなどでもない。

むしろテストが始まる前からがっつり自主勉強とかしなきゃいけないし、割と手のかかる面倒な方法だと思う。

これを読めばすぐに満点!というわけではないので、ちゃんと勉強は計画的に行ってね。また、この記事を読んだのに点数上がらなかったぞ!という苦情は受け付けません。あくまでも参考に。

では、これから

  1. テスト2週間を迎える前にやるべきこと
  2. 暗記科目(国語・情基礎など)のテスト勉強
  3. がっつり計算する系の科目(数学・物理など)のテスト勉強
  4. どの教科にでも大体共通しているテクニック

の4つについて説明する。

テスト2週間を迎える前にやるべきこと

1. 分からないことをそのままにしない

よく言われていることだけど、これはとても大切だと思う。

分からないことは、1週間以内に解決しておくのがベスト。1週間以上放置すると、よくある「何が分からないのかが分からない」状態になる。

私のところにもよく「何が分からないのかが分からない」状態の人が質問に来るのだが、本人が何を知りたいのか分からないのに教えろと言われても「無理でしょ」という気持ちになるし、一から全部教えるのも時間がかかって面倒くさい。

私は勉強中「あれ?ここ分かんないな?」と思ったら、付箋紙にどういうところが分からないのか具体的に書いてから、教科書やノートに張り付けている。付箋紙が減っていく=分かることが増えている、というのが見て分かるので楽しいし、質問する時も「自分がどういう考えをして、どういう疑問が生じたか」ということを説明できるから、答える人がきちんと質問内容についてきちんと理解し、具体的に回答することが出来る。

1週間くらいなら「どこが分からないのか」を具体的に思い出すことができるし、「最初でつまづいたせいでその後の授業が何も分からなくなってしまう」という負のスパイラルにも陥りにくい。
また「1週間」という期限を付けることで、質問を先延ばしにするのを防ぐことができる。分からないことを貯めれば貯めるほど「理解しよう!」というやる気がそがれていくので注意。

因みに分からないことを解決するための手段としては、

  1. ネットで調べる
  2. 友達・先輩に聞く
  3. 先生の研究室に質問しにいく

などがある。

2. ノートは見返したとききちんと理解できるように書く

テスト前に問題を解いていると、「これってどんな解き方をするんだっけ?」というものが必ず出てくる。

そんな時に備え自分のノートは、見返しただけで問題の解き方を思い出せるようにしておく。友達に解き方を聞くのも良いが、教科書の問題くらいは自分の力で解決できるようにしておきたい。

あと大切なのが、

「この問題分からない」→「誰かに聞くor調べる」→「理解した!」→「終わり」

ではなく、分からなかったことを理解したら、必ず紙に解き方を書き留めておくこと。「理解した!」のままで終わらせると、テスト前に「あれ?この問題前解けたはずだけど・・・解き方忘れちゃった」なんてことになってしまう。書き留めておくことでもう一度聞く(調べる)手間を省くことができるし、頭の中を整理することで「分かっているようで実はわかっていない」状態を防ぐことができる。

そもそも理解していることを自分なりにまとめることができないと、テストなどで実際に使うことができない。
また、頭の中で考えていることをきちんと目で見えるようにすることで小さなミスを防いだり、より理解を深めることができる。

まとめ

  • 分からないことは、1週間以内に解決する
  • ノートは見返したとききちんと理解できるように書く

暗記科目(国語・情基礎など)のテスト勉強

私の場合、暗記シート・ノートを作る。

私はもともとノートを書くのが趣味だったので、授業中ノートを書かない情基礎や歴史学概論の科目で、勝手にノートを作成していた。

↓こんな感じ

  1. 授業中は「その日習った教科書のページ数 + 先生が口頭で説明した教科書には書いてないこと」 をルーズリーフにメモ書きする
  2. 学校が終わって部屋に戻った後、教科書とルーズリーフの内容を元に、その日習ったことについてノートを書く
    (一週間以内に書き上げる。貯めると10も20も書かなきゃいけないページ数が増えるため後々きつくなる。)

ルーズリーフ何枚かで済む暗記シートはテスト2週間前に作ったが、何十ページもかかる科目については、普段から、授業が終わる度地道に書き加えていった。
私は単語とかは教科書を読んだだけでは覚えられないタイプだったので、テスト前にはその暗記シート(ノート) + 赤シートを使って覚えていた。

ただし。暗記シート(ノート)はテスト前にとても役立つけど、作成に凄く時間がかかるのが難点。
作るのに夢中になって肝心の暗記する時間が無くなってしまっては本末転倒なので、2週間以上前から作成に取り掛かることをオススメする。

ちなみに、その暗記シート(ノート)は、学年が上がる度に後輩たちにプレゼントしている。

今後色鉛筆が使われていたり、おかっぱの女の子が書かれているカラフルな暗記ノートを見かけたら、それは私のノートかも知れないね。

まとめ

  • 暗記シート(ノート)を作る
  • テスト直前ではなく早めに作るのがオススメ

がっつり計算する系の科目(数学・物理など)のテスト勉強

2年学年末テストで私が勉強法を変えたのが、このがっつり計算する系のテスト勉強だ。

これまでの勉強法

これまでは、テスト範囲に含まれている教科書の問題を1周してから、先生が作ってくれた「テストのサンプル問題」を2回ほど解いていた。

しかしこの方法だと、いざテストになった時「このタイプの問題見覚えがあるけど、かなり前に解いたせいで解き方があやふや」というパターンが多かった。 解けると思っていたのに解けなかった問題があった~とか、微妙に解き方間違ってた~、とか。

教科書のテスト範囲の問題をテスト1週間も前に解いてしまうせいで、いざ本番になった時解き方を思い出せないんだよね。アホじゃん。

新しい勉強法

学年末のテストではちゃんと計画を立てて本番に臨んだ。

まずはテスト1週間前までに、これまで通り教科書のテスト範囲の問題をすべて解いた。
そして、解説を見ないと解けなかった問題( = 私が1週間で解き方を忘れるかもしれない問題) の番号を別の紙にリストアップした。

そして、テスト2日前、1日前、当日朝の計3回同じサンプル問題を時間を計って解いた
リストアップしていた問題は、1日前の夜と当日の名が休みの時間に解いた。

結果は・・・大成功!

私は本番直前にサンプル問題を3回も解いていたので、サンプル問題と同じ形式の問題が出てくるなら、絶対解けるという自信があった。
そして、いざ本番。テスト問題の9.8割が「サンプル問題」の数字が変わっただけの問題だったので、すごくスラスラ解けた。解いた後、「絶対95点以上はある」という自信がもてたし、実際その通りだった。

今回学んだのは、物理や数学などで配られるテスト対策プリントは、直前に3回以上解いておくのがベストだということ。

1回目・・・分からない問題を無くす
2回目・・・解説無しで解けるようになる
3回目・・・すらすらと解けるようになる←この辺まで来ると安心

1回解いて分かったつもりになっても、いざテストになると「あれ?解説見て分かったつもりになってたけど、いざ解説無しで解くとなると、ちゃんと解けない!」という状態になってしまうことがある(以前の私)。
しかし3回も解くと慣れてくるので、同じ形式の問題が出てきたとき(凡ミスをしなければ)確実に点が取れる。自信もつくし、解くのが楽しい。

あと大切なのはサンプル問題を解くのはテスト直前ということと、時間を計ってやるということ。

サンプル問題を全て解いても、1週間後には解き方を忘れてしまうかもしれないからね。
1週間前までにとりあえず全部解いてみて、自分なりの解説や直前に解きたい問題をリストアップしておき、直前にも解くのが理想かな・・・

あと自分がサンプル問題を解けるギリギリの時間にタイマーをセットしてから問題を解くと、集中力を持続でき、スケジュールを立てやすいという利点がある。
私の場合、微積のサンプル問題は「60分」にカウントダウンタイマーをセットしてから解いた。さらさら解かないと時間内にサンプル問題が解き終わらなかったため、その間は集中して勉強できた。

まとめ

  • テスト1週間前までにはサンプル問題を1度解いて、自分が見返したときすぐに理解できるようにまとめておく
    教科書の問題も全部解いた後、直前に解きなおしたい問題の番号をリストアップしておく
  • テスト2日前、1日前、当日朝の計3回、サンプル問題を時間を計って解く

どの教科にでも大体共通しているテクニック

分からない問題を聞いてくれる友達を作る

高専にはその辺にいっぱい、自分より頭の良い同級生や先輩がいる。
分からない問題があった時、自分の身近に質問できる友達がいてくれると凄く助かる。ありがたい。
また、テスト勉強の時、自分が見落としていた内容について勉強していることがあるので、自分の勉強し忘れを防ぐことができる。
あとは、テストの傾向や範囲について情報交換したりとか。本当にありがたい。

テストを出す先生の癖を把握する

先生によって、どんな感じの問題形式を出すかは大きく違っている。
例えば数学のテストでも、「証明問題をたくさん出す」派の先生と「計算問題をひたすら出す」派の先生がいたりする。
例えば必死に証明問題を勉強しても、計算ばかりテストに出てきては意味がない。
そのテストを出す先生の癖を把握して重点的に勉強するところを決めた方が、いい成績を取れることがある。

癖を把握するには、先生の性格や普段のプリント、授業中の「ここ大切だぞ~」といったセリフとかから推測したりする。

手っ取り早いのは、これまでその先生のテストを実際に受けた先輩方に聞いてみること。
「○○先生の○○っていう科目のテスト、どんな感じで出るんですか?」と聞いてみるといいと思う。すごく大切。

まとめ

  • 分からない問題を聞いてくれる友達を作る
  • テストを出す先生の癖を把握する

最後に

ちゃんと書き出してみると、「私って結構考えながらテスト勉強をしていたんだな・・・」と思った。
この記事はあくまで個人が思ったことをまとめただけなので「それ違うだろ~」と思うところもあると思うけど、
そこは温かい目で見てやってください。

3年も勉強がんばるぞ~